京極夏彦『姑獲鳥の夏』
遅ればせながら手を伸ばしてみたりして。
買ったのはFAKE?のLIVEの時だから、うーんと、
先月の17日かな?
一人で待つのが退屈で、待ってる間なんか読むものないかなあと思って、
本屋に行き、久々にミステリー(にくくっていいのかな?)が読みたくなり
『そういえば映画化されてたし面白いのかも』と読み始めたもの。
面白かった・・・(フルフル)
最初のほうは、なんつーか京極堂独演会を拝聴しているような気分になったけど(笑)
中盤からの展開のスピードも心地よく、一気に読みきるという異例の事態に。
上手いよね、やっぱり。
蘭は単純なので何も考えずにただただ素直に読んでいくだけなので、
『犯人は誰?』とか『どうしてこーなるの?』なんて考えながら
読むなんてことはしないので、うまいこと話のスピードに翻弄されつつ(いいのか?)
『ほえええ〜・・・』ってな感じで読み終わるといった感じです。
なんつーか、読み終われば、『ああ、京極堂のあの話が頭にこびりついて、当たり前のこと
なのに、当たり前じゃない見方しかできてなかったから、こんな結末に今自分が驚いてるんだな・・・
なんて単純なんだ・・・』と思わずにいられない・・・。
読み進めていくうえで重要な鍵と思われる京極堂と関口のやりとり。
私はまさに関口なのですよ。
いや、下手すると関口以下、たぶん。
だって、だって・・・京極堂独演会を理解するのに何度同じところを読み返したことか・・・。
京極夏彦氏の本の評価が高いことはチラホラ耳にしていたけれども
なかなか手を伸ばす気にならず、ここにきてはまりまくっている次第。
今は
『魍魎の匣』
を拝読中です。
ビバ京極堂。